家二郎2015・前編 ~小野式製麺機~

久しぶりの家二郎です。

 

先日ちょっとした人が集まる機会があったのが今回の家二郎のきっかけです。

 

何度か家二郎に挑戦していましたが、やはり加水率が低めの麺を延ばすのは大変です。
いつも麺棒を使い延ばし、パスタマシンでも延ばせるようにしていたのですが、これが結構重労働。
汗だくで掌も痛くなりあまり量産出来ないのが悩みでした。

 

調べている時に知ったのが製麺機。
現在は正規品(?)が製造されていないらしく、入手方法は楽天やヤフオクが主みたいです。
しばらく何とかなりそうな安価な製麺機をヤフオクで探していたのですが、先日やっと入手する事が出来ました。
今回手に入れたものは、『小野式製麺機・両刃タイプ』です。
調べてみると、初期の古いタイプみたいです。

小野式製麺機

小野式製麺機

 

届いた品は、予想以上に汚い(笑
油やサビ?での汚れが酷く、キレイになるのか不安で一杯です。
まずは、とりあえず分解。

 

説明書や分解資料などはないので、手探りで可能な場所からとにかくバラしていく。
汚れが酷い為、なかなか外れない箇所も沢山有り、プラハンマーや金槌等工具を駆使しやっと全部バラせました。

分解(ローラーやギア部)

分解(ローラーやギア部)


分解(台座?や左右の板パーツ)

分解(台座?や左右の板パーツ)

 

この日は分解だけで疲れ果て、作業は終了。
手もサビや油等の汚れで真っ黒。
洗っても取れません。
手袋をつけてから作業をすれば良かったと激しく後悔。

 

そうそう。
食用にも使える機械油『シャリバナーレ』という物を使っている記事を見たので、私もネットで注文。

 

【アルタン】シャリバナーレ 480ml 1入

【アルタン】シャリバナーレ 480ml 1入
価格:743円(税込、送料別)

 

数日後。
今度は洗浄用の液体やブラシ、その他補完部品等を買い出し。
ホームセンターにも行きましたが、安く上げる為ほとんどが100円ショップで済ませました。
・洗浄用の液体 2種
・洗浄用のブラシ
・金属用の耐水ペーパー(ヤスリ)
・クリアースプレー
・カラースプレー(結局使わなかった)
・適当な大きさの木板
・木の棒
・ネジや釘類
こんなトコかな?

 

洗浄開始。
油やサビなどの汚れをブラシでひたすら擦る。
 ↓
洗浄液に漬け込む。
 ↓
別な洗浄液で洗い流す。
という流れ。
そして、しっかり乾かします。

綺麗になったパーツ達

綺麗になったパーツ達


脚や左右の板が、思ったより綺麗になっていたので塗装はせず、クリアを吹くだけでオッケーそうです。
小野式の文字の部分には、金色で目立つようにしてみました。
イイ感じ♪
クリアーを吹いたパーツ

クリアーを吹いたパーツ


他には、さすがに使いまわしは出来ないだろうなぁという木のパーツを新規作成。
切り出しや、ヤスリ等で微調整。
ゴム手袋をしていたおかげで、手はキレイ♪
というか、塩酸系の洗浄液を使用したので、素手では無理。
この日はこれで終了。
クリアを吹いたその他のパーツ達

クリアを吹いたその他のパーツ達

 

次の日。
組立に入ります。
パーツがきれいになった分、それぞれの組み合わせが分解時より楽になっています。
ただ一部、分解時良く分からず金槌で叩いた部分が影響しているのか、パーツの合いが悪い箇所がありました。
仕方なくヤスリでゴリゴリ削って調整。

 

さーて、あとは最後のピンを嵌めれば…という所で組み間違いが発覚。(9割程組んだ状態)
振り出しに戻ります。(全バラ)

 

2回目なので気を付けて組んでいき、最後は歯車カバーを付ければ…!?
左右の金属板を逆に組んでいました。
カバーを付けると完成だったのに…orz
2度目の振り出しに戻ります。

 

3度目の正直です。
今度は最後まで間違えずに組んでいき、無事完成。

組立完了

組立完了

 

ギアや各可動部にも油を注し動作確認。
良い感じです。

かなり綺麗になりました

かなり綺麗になりました

 

早速麺を作成し、まずは試運転を兼ねた生地での掃除。
結構、黒くなります。
何度も何度も繰り返す。
それにしても、すごいパワー。
加水率低めの生地が簡単に帯状になります。
本当に楽!
麺切りも綺麗に切れている様で本当に良かった。

 

長くなったので後編へ続きます。

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